慰謝料と賠償金の違いとは

慰謝料と賠償金の違い・意味

慰謝料と賠償金の違い
                   

- 概要 -

慰謝料も賠償金も被害を受けた人が加害者からお金を取ることを指すが、何に対して払うのかが違う。慰謝料は精神的苦痛を受けた場合、賠償金は財産的損害を受けた場合に発生する。

- 詳しい解説 -

慰謝料と賠償金は混同されがちではあるが、何に対して発生するかが全く違う。

慰謝料は精神的にダメージを受けた時に発生する。例えば、セクハラや痴漢に遭った場合や、相手の不倫によって離婚をした場合など。

それに対して賠償金は精神的なものよりも、物理的なもの(財産的損害)を受けた場合に発生する。例えば、家宝のツボを割られてしまった場合や、事故で車が被害を受けた場合など。そのため、賠償金は証拠となるものを相手に見せやすいが、慰謝料は本当にそのようなことが起きたかの事象を証明するのが難しい。