- 概要 -
一時金と賞与の意味に法的違いはない。だが、どの立場の人が使っているのかによって違う。一時金という言葉を使いがちなのが労働組合側。賞与という言葉を使いがちなのが経営者側である。
- 詳しい解説 -
一時金と賞与にどのような違いがあるのかというと、実際法的意味合いに違いはない。どちらも給与以外に支払われるもので、税金も同じだけ取られる。では違いは?と、どの立場の人が使っているかというところにある。
一時金は、労働組合側が使う言葉。「一時金」という言い方をするのは、これは給与の後払いに過ぎないので、毎回ちゃんと労働者に与えるようにという思いが込められている。
それに対して賞与は、経営者側が使う言葉。「賞与」という言い方をするのは、賞与はあくまで今期決算がよかったため社員に分け与えるもの。つまり、毎回支払うとは限らないという意味を込めて使っている。