- 概要 -
稲はイネ科イネ属の植物で「米」のことを指す。それに対して麦はイネ科の穀物のことを指し、「米」にはならないため、全く別の植物である。
- 詳しい解説 -
稲はラテン語で「米」を意味し、稲が育ち収穫物になると日本でも「米」という名前に変わる。「米」は、世界三大穀物の一つ。また稲は日本でも古くから栽培されているもので、本格的に稲作が始まったのは弥生時代と言われている。
それに対して麦はというと、同じイネ科の植物ではあるものの、収穫後も「麦」という名前のままであり、「米」にはならない。麦には多様な種類があり、小麦、大麦、ライ麦、燕麦などのがある。その中でも、小麦、大麦の一種であるカワ麦・ハダカ麦・ビール麦の四つが四麦と呼ばれており、小麦と六条大麦の一種であるカワ麦・ハダカ麦のことを三麦と呼んでいる。