潰瘍とびらんの違いとは

潰瘍とびらんの違い・意味

潰瘍とびらんの違い
                   

- 概要 -

潰瘍とは上皮組織が欠損し下層の組織にまで至った状態だが、びらんは上皮組織が欠損しているものの下層の組織にまでは至っていない状態を指すと言う違いがある。

- 詳しい解説 -

潰瘍もびらんも皮膚や粘膜、眼球などを覆う上皮組織が欠損してしまう状態のことを指すが、その度合いに差がある。

潰瘍と言われるものは上皮組織が欠損しきってしまい、下層の組織にまで至った状態のことを指す。口膣潰瘍、消化管潰瘍、皮膚潰瘍、陰部潰瘍などの種類があり、口膣潰瘍は歯による損傷でもなるため一番なりやすい。

それに対してびらんは、上皮組織が欠損していても、下層の組織にまでは至っていない状態のことを指す。そのため、潰瘍よりは治りが早い。