- 概要 -
季語は季節を表す言葉、梨や桜などだが、季題は季節を直接表す言葉、春、お正月という違いがある。また季題には季語が二つ以上含まれていれば、季語と季題が同じであっても問題はないという俳句のルールもある。
- 詳しい解説 -
季語も季題も季節を表す言葉だが、その範囲が狭いか広いかという点が違っている。
季語は季節を表す言葉でも、単語である。例えば、「梨」だと秋を表す季語。「元旦」だとお正月を表す季語。となる。
それに対して季題は季節を単語では表さない。例えば「秋」が季題だと季語は梨でもさんまでも落ち葉でもいい。また「お正月」が季題だとすると季語は元旦でも餅でもお年玉でもいい。つまり季題の方が捉えられている範囲が広いということだ。