- 概要 -
恐喝は金銭や物品を脅し取られるときに使われる言葉だが、脅迫は親族(自分を含む)の誰かを脅すと脅迫になるという違いがある。
- 詳しい解説 -
恐喝も脅迫も犯罪だが、成立する条件が異なっている。
恐喝は脅す対象が誰であっても、金銭や物品を強要されれば恐喝に値する。例えば、婚約者の秘密を世間に公表されたくなかったら金を出せ、などである。
それに対して脅迫は、自分もしくは親族の誰かを脅しにかけられた時。親族以外が対象の場合は脅迫にはならない。例えば、婚約者の秘密を暴かれたくなかったら俺の言うことを聞けは、脅迫にはならないが、妻の秘密を暴かれたくなかったら俺の言うことを聞けは、脅迫になるということである。