- 概要 -
刑事事件は社会道徳に反した行動を起こした場合のことを指し、民事事件は片方の自由意思によって被害を受けたと申し出た場合のことを指すという違いがある。
- 詳しい解説 -
刑事事件と民事事件はどちらも裁かれることではあるが、事件として扱うためのきっかけや、罰し方に違いがある。
刑事事件は社会道徳に反した行動を起こした場合。例えば、殺人、恐喝、窃盗、いじめなど。また、刑法だけではなく、著作法や、労働基準法、自治体の条例に違反したものも刑事事件として裁かれる。刑事事件で有罪となったものは、禁錮刑などに処される。
それに対して民事事件は、私的自治のもとに反した行動を起こした場合。当事者が被害を受けたと申告すれば裁判になり、有罪無罪が決定する。例えば、離婚問題、ご近所問題、嫁姑問題などである。ただし民事事件の場合、有罪となったとしても禁錮刑になることはなく、主に賠償金を請求される。