- 概要 -
参考人招致は政策決定にあたってどうすればいいのかのアドバイスをくれる人だが、証人喚問はすでに起きた事件でどのような情報を持っているのかを証言する人という違いがある。
- 詳しい解説 -
参考人招致も証人喚問も多くの人の前で発言をすることだが、発言する内容、その発言にあたっての責任度合いが違う。
参考人招致で呼ばれた人は、国会などで今後の政策決定をどうするのかという場面でアドバイスをする役割を持つ。そのため、その分野においての専門的な知識を持ち合わせた人ということが多い。また参考人招致で呼ばれた人の意見が重要視されない場合もあるため、その人がたとえ故意でも故意ではなくてもウソをついたとしても罪には問われない。
それに対して証人喚問は、裁判などで発言する人。その裁判において、重要なことを知っている人が呼ばれることが多く、場合によっては証人喚問で呼ばれた人の発言によって被告人が有罪になるか無罪になるかが決まる。そのため、証人喚問で虚偽の発言をした場合は、その人も罪に問われることになる。