- 概要 -
寺院は宗教儀式と僧侶が宿泊できるところという意味があり、寺は宗教儀式ができるところという意味があるという違いがある。
- 詳しい解説 -
寺院も寺もどちらも今では同じ意味を持つが、その昔はきちんと区別していた。
「寺」というのは宗教儀式を執り行うところであり、お祓いなどが行える場所のことを指し、「院」というのは、僧侶が宿泊することができる場所という意味があった。そのため、寺院というのは、「寺」の要素と「院」の要素を兼ねそろえた場所ということになり、寺は「寺」の要素のみを持っている場所ということになる。
ただ現在では、そこまでの意味はなく、略称にした時に「寺」にするか「寺院にするか」をその場所の責任者が決めているだけである。