- 概要 -
社会保険とは社会保障制度の中の一つであり、中枢的役割を果たしている。そのため、社会保険は社会保障と呼べるが、社会保障は社会保険だけではないためイコールとは言えない。
- 詳しい解説 -
社会保険と社会保障は個人の安定を守るためのものだが、その範囲に違いがある。
社会保険は、年金、医療保険、介護保険、労災保険、雇用保険などのことであり、個人の生活保障のために作られたものである。
それに対して社会保障とは、生活の保護や生活の安定、個人の自立支援、家庭機能の支援などまで含まれている。また、社会保険は社会保障の中の中枢的機能であるが、社会保障の中には社会保険以外のことも含まれているため、同じものとは言えない。