食中毒とノロウィルスの違いとは

食中毒とノロウィルスの違い・意味

食中毒とノロウィルスの違い
                   

- 概要 -

食中毒は細菌性とウイルス性の二種類があり経口感染が主だが、ノロウィルスはウィルス性のみであり、経口感染以外にも接触感染、飛沫感染などがあるという違いがある。

- 詳しい解説 -

食中毒もノロウィルスもどちらも中毒性のものであり、身体に入ると異変を起こすものだが、毒素の種類や感染経路に違いがある。

食中毒は主に夏に起こりやすいものである。細菌性とウィルス性の二種類があり、経口感染によって引き起こす。食中毒は食べ物が変色などをして毒を作り出してしまったものを、食べるなどして毒が体内に入った時に引き起こす。だが毒素を作り出してしまった食べ物を触るだけでは感染することはない。

それに対してノロウィルスは、冬に起こりやすいものだが、最近は夏でも起こるようになった。ウィルス性の毒であり、経口感染、接触感染、飛沫感染など様々な方法で感染してしまう。ノロウィルスの驚異的な部分は、この接触感染と飛沫感染であり、ノロウィルスに感染されている物質を触るだけでも、感染してしまうという点である。そのため、食中毒よりも一人が発症すると集団にうつる確率が高い。