茶会と茶事の違いとは

茶会と茶事の違い・意味

茶会と茶事の違い
                   

- 概要 -

茶会とは茶券を購入すれば誰でも参加できるものだが、茶事とは亭主が招いた人だけが参加できるものという違いがある。

- 詳しい解説 -

茶会も茶事もお茶の世界の習わしではあるが、その会の趣旨や作法などが違う。

茶会は誰もが気軽に参加できるものである。一枚千円から数万円の茶券が必要にはなる物の、その券があれば問題ない。また茶会はそこに参加した人たちで順番にお茶を飲んでいく場であり、入れ替えでお茶を飲む。また席主が茶道具の説明を行い、その弟子がお点前をする。だが全員にその弟子が振る舞うのではなく、初めの二名まで表で茶をたてているのを見せて、残りの人には裏方で茶をたてたものを渡してもてなす。

それに対して茶事とは、亭主が招いた人だけが参加できるもの。また茶会は違い、お点前をするのは亭主のみである。茶会はお茶を振る舞うだけだったが、茶事は前半は懐石を振る舞い、後半は濃茶と薄茶の二種類を振る舞うというのが一般的。