法被と半纏の違いとは

法被と半纏の違い・意味

法被と半纏の違い
                   

- 概要 -

職人の世界では法被は燕尾服やモーニングのような礼服と同じであり、高い生地を使って作られているが、半纏は作業着やスーツのようなものという違いがある。

- 詳しい解説 -

法被も半纏も今ではほとんど違いのないものになってしまったが、昔はきちんと分けられていた。

職人の世界では、法被は燕尾服やモーニングのような礼服と同等のもの。そのため生地には高級品が使われ、年に1、2回ほどしか着るものではなかった。また、法被には胸紐があり、広袖のものもあるのが正しい形である。

それに対して半纏とは、作業着やスーツのようなものと同じである。そのため、生地にはそれほど高いものは使われていなかった。また、現在の「法被」「半纏」と言われるもののほとんどが、胸紐がなく広袖のものもない半纏である。