足を洗うの語源由来

「足を洗う」の語源

悪い事をしていたのを辞めてお日様の下で働くようになる事を「足を洗う」「足を洗った」なんていうよね。この言葉の語源は遠くインドに由来しているよ。

古代のインドの仏教のお坊さんは、修行のために1日中裸足で歩いて托鉢をしていたんだ。托鉢っていうのは、信者の家を回って食料なんかを乞う事で信者に功徳を積ませる事だよ。そうやって1日中歩き回っていると足が汚れるよね。足が汚れる事を俗世間の煩悩と考えていたお坊さんたちは、お寺に帰るとまず最初にこの足をキレイに洗い清めてからお経を唱える修行などに移ったと言われているんだ。この事から足を洗うという行為が「汚れた世界から抜け出す」作業であるという考え方が広まって、次第に「悪事を辞めて正しい行いをするようになる事を「足を洗う」というようになったんだね。