「後の祭り」の語源
「後の祭り」というのは、タイミングを逃してしまって後悔しても遅い・・・っていう意味の言葉だよね。この「後の祭り」の語源には2つの説があるよ。
まず1つ目は、京都で有名な祇園祭に関連した説なんだけど、祇園祭は1ヶ月くらいかけて行われる長いお祭りなんだけど、そのうち最初の17日間くらいを山鉾っていう「前の祭り」って呼ぶんだ。それで残りの期間に行われる還車の行事っていうのを「あとの祭り」って呼ぶんだね。この「あとの祭り」は「前の祭り」に比べてあんまり見所がないので見に行っても意味がないっていう所から「後の祭り」は手遅れっていう意味になったと言われているよ。
もう1つの説は、お葬式や法事などで故人を祭ることは、亡くなった後なので意味がないなど、後悔の思いとか手遅れっていう意味で「後の祭り」という表現が使われるようになったと言われているんだ。