「アンカー」の語源
アンカーは色んな競技でかなり重要なポジションだから責任も重大だよね。陸上競技とか水泳なんかだと競技の一番最後に登場して勝負の行方を左右する役割を担う、すごく目立つ選手だよね。
そんなアンカーの語源は、船のいかりからきているんだよ。競技と船ってあんまり関係ない気がするんだけど、英語でいかりは「anchor(アンカー)」って言うんだよね。日本でアンカーっていう言葉が最初に使われたのは、綱引きの競技だったんだけど、綱引きって一番後ろにいる人がどれだけ踏ん張れるかで勝負の行方が決まるって言われているくらい、一番後ろにいる人が重要になるんだよね。つまりこの一番後ろの人を「簡単にはひきずられないようにいかりのように地面と綱を固定する役割をする人」っていう意味でアンカーって呼んだのが始まりなんだ。そこから徐々に色んな競技にアンカーっていう言葉が広まっていって今のような使われ方をするようになったんだね。