「稲妻」の語源
ゴロゴロって雷が鳴る前にピカッと強く光るのが稲妻だね。稲妻は、稲の実が実る時期に特に多く起こる現象と言われているんだ。その昔、光というのは、神様の霊と考えられていて稲妻の事を「稲魂(いなだま)」って呼んいたんだよ。
「稲魂」が光ると稲がたくさん実るとも言われていて、豊作を願う農民にとってありがたい光として考えられもいたんだね。「稲妻」という呼び方は、この「稲魂」っていう表現が段々と変化していって「いなずま」と呼ばれるようになったんだ。また稲の実りには欠かせない、妻のような存在というところから「稲妻」という言葉が生まれたという説もあるよ。