「かったるい」の語源
「かったるい」は、疲れている、だるい、めんどくさいみたいな意味で使われる事が多い表現だね。こうして見ると比較的新しい言葉のような気がするけど、実は「かったるい」の語源は平安時代に遡るんだよ。
平安時代には「カヒナダユシ」という言葉があって、これが今でいう「かったるい」という表現に当たる言葉だったんだ。「カヒナダユシ」が段々と略されて「カヒダルシ」になって、それがまた変化して「カヒダルイ」となって最終的に「かったるい」というように使われ始めたんだよ。
ちなみに「カヒナ」は「かいな(腕)」の事で、「ダユシ」は「だるい」という意味だよ。つまり「腕が疲れてだるい」という意味が「かったるい」の最初の意味だと考える事ができるよね。