苦肉の策の語源由来

「苦肉の策」の語源

物事に行き詰まった時なんかに「苦肉の策で◯◯する」なんて表現を使う事があるよね。「苦肉の策」は、苦し紛れに編み出した手段や謀(はかりごと)の事だね。

「苦肉の策」の「苦肉」は、敵をだますため自分の身や味方を苦しめる事だけど、この語源は三国志の中で描かれている「苦肉計」が由来だとされているよ。本来は、敵をあざむく事を指して使われていた「苦肉」という言葉だけど、時代とともに「苦肉」の「苦」の部分だけが強調されるようになっていって、いつしか「苦し紛れ」といった意味合いの方が強くなっていったと考えられているんだ。