社会の語源由来

「社会」の語源

誰もが皆、社会の中で生きているよね。社会は、世間とか世の中とかいう言い方で表す事があるけど意味としては「人間が生きていく上で、多くの人々と共同生活を営むためのまとまった組織やその相互関係」という事だね。

「社会」という言葉が使われ始めたのは明治時代の中頃だよ。英語の「society」というのは、今でこそ「社会」と訳される言葉だけど明治初期頃までは「仲間」とか「交際」、「組」とかいう言葉に訳されていたんだ。それが、1870年代にある人が新聞に「社会」=「ソサイエチー」と表記した事から「society」=「社会」という訳が使われるようになったんだ。

「社会」という言葉自体はこれよりももっと前に中国で使われていたし、日本でも使われていたから特別新しい言葉というわけではなくて、単純に「society」の訳語に「社会」という言葉を当てはめたというだけなの話しなんだけどね。