雪辱の語源由来

「雪辱」の語源

「雪辱」という言葉は間違って使っている人が多い言葉だよ。一番多い間違いは「屈辱」との混同だね。「雪辱」は、名誉を取り戻す事、一度かいた恥をぬぐい去る事といった意味が正解なんだけど、たまに「恥ずかしい思いをする事」っていう意味で覚えてしまっている人がいるんだよね。

この意味だと正解は「屈辱」なんだよね。よく間違えやすいのは「屈辱を晴らす」と「雪辱を果たす」だね。「屈辱」は恥ずかしい思いをする事自体を指すから「晴らす」で正解だけど、「雪辱」はそれ自体に「ぬぐい去る」という意味があるから「果たす」が正解なんだ。「雪」という字には「雪ぐ(そそぐ)」とか「すすぐ」っていう意味があるから、「雪辱」は「辱めを雪ぐ」っていう意味になるんだね。