爪楊枝の語源由来

「爪楊枝」の語源

ご飯を食べた後に使うのが「爪楊枝」だね。「爪楊枝」っていうのは、実は仏教と関係の深い道具なんだけど、昔は歯の垢を取り除いて清潔にするために使われていた道具なんだよ。使われ方は今とそんなに変わらないよね。

ただ、「爪楊枝」は最初の頃は「総楊枝(ふさようじ)」とか「房楊枝(ふさようじ)」って呼ばれていたんだ。昔はこの道具を作るのに「楊柳(ようりゅう-柳のこと)」という植物が使われていたんだけど、この「楊柳」の先端を叩いて「ふさ」みたいな形にした所から「ふさようじ」って呼ばれるようになったんだよね。これが「爪」っていう表現に変わったのは、「楊枝」の先端が尖った形に変化していって、「爪先の代わりに使うもの」という意味が含まれるようになったからだと考えられているんだよ。