「頭取」の語源
「頭取」というのは、銀行の代表者を意味する表現として用いられる事が多いけど、特定の集団のトップという意味もある言葉だよね。「頭取」は、雅楽という音楽で合奏する時に首席で演奏する「音頭取り」の俗称からきているよ。しかも中でも、管楽器の首席演奏者の事を指して使われていた表現だと考えられているんだ。
こうした事から、物事の「音頭を取る人」という意味で使われるようになり、さらに「集団のトップ」という意味も加えられるようになったんだよ。銀行の代表者という意味で使われるようになったのは明治時代くらいからなんだ。