「人一倍」の語源
「人一倍頑張る!」なんていう使い方をする言葉だね。意味は、他の人よりもさらにとか人の何倍もというような感じで使われる事が多い表現だよね。でもよくよく考えてみたら「一倍」だから他の人と変わらないんじゃないの?って事になるんだよね。だから正しくは「人二倍」なんじゃないの?って思うかもしれないけど、実はこれであってるんだよね。
今は倍数を表現する場合は、2倍が普通だけど江戸時代には「倍」=2倍で、「層倍」と書いて1倍を意味していたんだって。しかも「一倍」も2倍の意味で使われていたんだ。つまり「人一倍」は、江戸時代で言うと「人の2倍」って事になるから意味的には間違いじゃないんだよね。