「やおい」の語源
「やおい」というと今では、ボーイズラブという同性愛をテーマとした同人誌や漫画などの作品を指して使われる事が多い表現だよね。でもこうした意味で「やおい」という言葉が使われるようになったのは、オタクが登場し始めた1980年代頃からなんだ。
「やおい」の語源は別にあって、実は手塚治虫が最初に使った造語だと言われているよ。「やおい」っていうのは、「ヤマ無し、オチ無し、イミ無し」という3語の頭文字を取って「やおい」と表現したのが始まりとされているんだ。これは手塚治虫が自分の作品が駄作だという事を自虐的に表現した際に使われた言葉で、それが段々と変化していって今のような使われ方をするようになったんだね。