「藪医者」の語源
お医者さんは、たくさん勉強して医師免許を取得している人ばかりだから本当なら誰に見てもらっても安心できなきゃいけないんだけど、中にはちょっとお医者さんには向いてなかったのかな?って思えるほど診察が下手な人もいるよね。世間ではそんなお医者さんを「藪医者」なんて呼ぶよ。
そんな「藪医者」の語源は、仏教用語の「野巫(やぶ)」という言葉と関係があるんだ。「野巫」という言葉は、たった一つの術しか使えない田舎の巫女(みこ)っていう意味があるんだけど、この「やぶ」という表現を医者に対して使い、腕の悪い医者といった意味で使うようになったのが「藪医者」という表現なんだね。