油断大敵の語源由来

「油断大敵」の語源

「油断大敵」というのは、このくらいたいした事ないよ?と油断していると思いがけない失敗をしてしまう事がある事から、気を抜くと痛い目を見る事があるよという戒めの意味を込めた言葉だね。

「油断大敵」の語源は、比叡山に関係があるんだよ。比叡山っていうと最澄という僧侶が有名だよね。比叡山には、この最澄が最初に火をつけてから1200年もの間、消える事なく燃え続けている火があるんだって。これを「不滅の法灯」って呼ぶらしいんだけど、比叡山の人はこの火を消さないように常に油を注ぎ続けないといけないんだよね。この比叡山のエピソードから「油を断たないように気をつけなさい」という意味で「油断大敵」という言葉が生まれたんだよ。