要の語源由来

「要」の語源

「要」は、「よう」とか「かなめ」って読むよね。物事とか人物の中でも特に重要な位置にある物とか人の事を指して使われる言葉だよね。

「要」というのは、元々は舞いを舞ったりする時に使われる扇の骨組みを留めるために使われている金具の事を指して使われていた言葉なんだ。この金具を見てみると、カニの目のような形をしてしていたから、昔は「蟹の目(カニのメ)」という風に呼ばれていたんだよ。この「カニノメ」が段々と変化していって「カノメ」となって、さらには「カナメ」と呼ばれるようになったんだ。「要(よう)」という表現は、この「カナメ」がないと扇がバラバラになってしまうから「物事をまとめるためのもの、人」「要点」などという意味が加えられて生まれたんだ。