アイスバイルの意味　登山用語

アイスバイル（ドイツ語：Eisbeil）とは、アイスクライミングで使われる道具の1つ。ピッケルに似た形をしており、柄が短くなっていてカーブしていて、氷釘が打ちこめるようにハンマーもついており、ピック（地面側の先端）は刃になっていて氷に刺さりやすいようになっている。

アイスクライミング用のアイゼンとともに重要な道具でもある。使い方としては、アイスバイルを振って氷に穴を開けてその穴にフッキングして（引っ掛けて）登っていく。最新のアイスバイルは性能が良くなってきていて、氷にひっかけるだけで登ることができてしまうが、この方法は強く振りこむので氷の状態によっては対応できないこともあり、また氷にダメージを与えてしまうこともある。

やはり基本を実践して、氷の状態によって力を加減するようにしたほうがいい。アイゼンワークも同じだが、アイスクライミングはただひっかけるだけではなく、自分で氷に穴を開けて、そこに引っ掛けて登るのが基本になる。