カプセルスタイルの意味 登山用語

カプセルスタイル

カプセルスタイルとは、登山方法のひとつで、極地法とアルパインスタイルの中間のような方法である。ベースキャンプまで食糧等の大量の荷物を持っていき、ベースキャンプに荷物を置いといて、少しずつ荷物を自分たちで次のキャンプ地へ運び上げるもので、体が高度順化に適応していない場合、高度順化させることもできる。

アルパインスタイルは、ベースキャンプから一気に頂上を目指す方法で、別の山で体を高度順化させておくことが大前提であり、食糧などの荷物は自分たちですべて最終キャンプ地へ持っていく方法であり、装備や重量を極食へらし、装備をうえまで運び上げる、というものである。極地法は、大量の荷物をそれを運ぶシェルパやヤクが必要になり、日時をかけて体を慣らしながら、最終キャンプ地まで向かい晴天時を狙って頂上に向かうものである。

クライミングでもカプセルスタイルという方法があり、ポータレッジ(簡易ベッド式テント)を持ち運び、ビッグ・ウォールなどを伸ぼっている途中で上から吊り下げたロープに引っ掛け、固定させて、岩壁の上でそのまま寝ることである。