高所靴の意味 登山用語

高所靴

高所靴(または高所登山靴)とは、ヒマラヤなどの極地での高所登山用に作られた、見た目はブーツ型の登山靴で、ビルトインゲイター付ダブルブーツである。三重構造になっており、一番外側に、靴と一体型になっているゲイターがついており、真ん中はアウターブーツが、一番内側はインナーブーツが入っている、という構造である。

スポルティバ、スカルパ、ミレーなどメーカー各社から様々な高所靴が出ており、どのメーカーも形状は似ているがどの機能性を優先するか、ということである。たとえば、ミレーの高所靴シリーズで、「エヴェレストサミット GTX」という靴は、エベレストサミットと銘打ってある。極寒の地から足を守るための、様々な技術が投入されており、価格も安くはない。

スカルパの「ファントム8000」という靴は、インナーブーツを熱成型して自分の足の形にフィットさせることができるものである。(靴メーカーの情報はいずれも2013年時点。)高所登山では足に合わず痛くなっても脱ぐこともできなければ、歩くこともできないので、必ず事前に慣らし登山しておくことである。