サミッターの意味 登山用語

サミッター

サミッター(summiteer)とは、サミットへの登頂者のことである。サミット(summit)とは、山の頂上を意味し、通常は最高峰の頂上を指すことが多い。

たとえば、七大陸最高峰すべてを登頂した人はセブンサミッターと呼ばれ、ヒマラヤ8000m14座すべてを登頂した人は14座サミッターと呼ばれる。かつては世界最高峰のエベレストに登頂するだけでもすごい事であったが、安全ルートが開拓され、商業登山が行われ、素人登山者でも登れるようになり、登山家はエベレスト登頂は当然のこととして価値が見出されなくなった。

代わりに、エベレストより難易度が高いとされるヒマラヤ8000m峰で、登山家はアルパインスタイル・無酸素・新ルート開拓で登頂することに重きをおくようになっている。セブンサミッターは、七大陸最高峰すべてを登頂した人に与えられる称号であるが、それぞれの最高峰の標高の高さはバラバラであり、最も低い山はオーストラリアのコジオスコ(標高2228m)も含まれ、高峰登山を専門とする登山家からは、低く評価されている。