巡視路の意味 登山用語

巡視路(じゅんしろ)

巡視路とは、送電線鉄塔の点検・整備で作業員が通行するための道。鉄塔は稜線上に設置されており、それぞれの鉄塔間の間には巡視路が整備されている。

巡視路も山道であることには変わりないので、定期的に草刈りなどが行われている。草刈り時には作業員が、草刈り機・草刈り機の燃料・お弁当・飲み物をなどを担いで、稜線から谷から稜線へと移動しながら巡視路を整備している。この巡視路を使って鉄塔めぐりをする登山者もいる。鉄塔には電力会社が管理しやすいよう番号が割り当てられており、この番号を順番に追って、巡視路を歩くものである。

巡視路はきれいに整備され、目印もついているので迷うことなく歩くことができる。既述したように、鉄塔は稜線上あるいは谷に設置されているので、標高によってはある程度の高度差があり、送電線が目に着くことをのぞけば、見晴らしを楽しむこともできる。低山の場合、巡視路が登山道と一緒になっている場合があるので、迷いにくく歩きやすい。