アーミーナイフの意味 登山用語

アーミーナイフ

アーミーナイフ(英語:Army Knife)とは、もともとは軍隊で使用する個人装備としてのナイフで、刃の他には缶切り・栓抜き・ドライバーなど多機能の小道具がついておりコンパクトに収納できる。

アーミーナイフの発祥は、19世紀にスイスのビクトリノックス社(Victorinox)やウェンガー社(Wenger)がスイス軍の兵士の軍装備として製造・販売し納品を始めたのがきっかけであり、必要最低限の装備で兵士の軍隊生活に役立てることができるよう作られている。今日では世界各国のさまざまなメーカーからアーミーナイフが製造・販売されており、採用している軍隊も多い。軍隊向けのアーミーナイフを小型に改良して更に小道具の数を増やしたものが、一般向けに販売されているアーミーナイフである。

登山においては宿泊型の登山の場合やロープを切断する場合などでアーミーナイフを持っていく登山者・プロの登山家も多い。日本国内では刃渡りが6cm以上のナイフを持ち歩いていると銃刀法違反で逮捕され、たとえ刃渡りが2cmであろうと軽微犯罪にあたる可能性があるので、登山の時以外には持ち歩かないようにする。