スリングの意味 登山用語

スリング

スリング(英語:sling)とは、テープやロープをリング状にしたもので、クライミングなどにおいて使用する。支点と支点の連結、セルフビレイ、捨て縄など、さまざまな応用ができる。

テープスリング、ソウンスリング、ロープスリング、の三種類がある。テープスリングは、ナイロンやダイニーマなどの布製の幅広の平たいテープで、リングベンドなどの結び方で輪にしたもの。最近では、あらかじめ末端同士を縫い合わせてあるテープが主流になっており、これをソウンスリングと呼ぶ。テープスリングの場合は結び方によってはほどけてしまう場合もあり、ソウンスリングのほうが手間もかからず安全性の面で良いとされている。

テープの幅は8mm〜20mmほどである。ロープスリングとは、末端同士をダブルフィッシャーマンズノットなどの結び方で、結んで輪にして使う。プルジップ結びなどで使われることが多い。ロープの直径はさまざまであり、安全確保で使われるロープより細めのもが使われる。ロープの直径はだいたい6mm〜16mmが多い。