耐水性の意味 登山用語

耐水性

耐水性とは、水を通さない性質をもつので、水に触れることで成分が変質することがない。なお、防水は英語ではwaterproof、耐水性はwater-resistanceと表わす。

この耐水性を分かりやすいよう数値化したものが「耐水圧」という。生地がどのくらいの水圧に耐えられるかというものをテストした結果を示したもので、耐水圧20,000mmと表示されている場合は、生地の上に1cmの四角柱を立てて、この中に水を入れて試験した結果、20,000mmまでの水圧には耐えられたという意味になる。

逆に20,000mmを超えると浸水が始まるともいえる。登山用のレインウェアは耐水圧の最低基準は10,000mmと定められており、アウトドアメーカー各社は、耐水性をクリアしつつ透湿度を高めたレインウェアの開発競争にしのぎを削っている。登山用の場合は体を水に濡らすことは命に関わるので、いかにして体を濡らさないようにするか研究が重ねられており、さまざまな生地が開発されている。