鳥瞰図(ちょうかんず)
鳥瞰図とは、英語ではBird eye's viewといい、まるで鳥の目から見たような、上空から見下ろした地図であり、建物や山などが立体的に描かれる特徴がある。俯瞰図あるいやパノラマ図ともいう。地図の図法の一種である。
鳥瞰図の歴史は古く、日本や海外でも古くからこの技法が使われている。鳥瞰図はもともと絵画の分野として発展したものだが、やがて地図にもこの技法が使われるようになった。鳥瞰図の描き方は、絵画で用いられる技術の一つ、遠近法が取り入れられており、鳥瞰図では透視遠近法という技術が採用されている。
最近技術を駆使したものとしては、航空写真あるいは衛星写真を地形データを合成して3D化した技法である。登山の地図として数値地図をデータ化して3D化する、カシミール3Dというソフトウェアで立体化される図像も鳥瞰図の一種である。鳥瞰図のメリットは、数値データを使用しているので正確な値でもあり、実際の登山前にイメージすることにも役立つ。