チョークの意味 登山用語

チョーク

チョークとは、フリークライミングやボルダリングで、指先や手の汗を吸い取り、滑るのを防ぐために使用する白い粉のことである。チョークは炭酸マグネシウム(石灰石)から出来ており、炭酸マグネシウムは「吸湿性」「難水溶性」という性質があることから、クライミングで滑り止めとして使われている。

チョークには「チョークボール」「ブロック」「チャンクタイプ」「液体タイプ」「ゼリー状タイプ」などの種類がある。ジムで使用されているチョークは「チョークボール」が多い。袋にチョークを詰めて口を閉め、チョークバックに入れて使用するため、落ちた時に周囲が汚れにくいなどの理由で、ジムや外岩で使われている。液体タイプのチョークは粉末チョークをアルコールで溶かしたものであり、中には松ヤニが入っているものもあるが、環境での配慮から外岩での使用は避けたい。

ゼリー状タイプはアルコールが抜いてあり、手荒れもせず、自然にも良いとされる。外岩でのクライミング時は自然を汚さないことを心がけて使用する。なお、使用後は岩からチョークを拭き取ってきれいにしてから帰る。