梅雨明け十日の意味 登山用語

梅雨明け十日(つゆあけとおか)

梅雨明け十日とは、梅雨が明けた後の10日間は安定した晴天が続くことをいう。太平洋高気圧の勢力が大きくなってきて日本列島全体を覆うようになると、安定した天候が続くようになる。

梅雨明け後の降雨量は、梅雨明け〜10日間は降雨量が15〜20%、梅雨明け10日目以降では降雨量が20〜30%と、降雨量が少なくなる時期でもある。この頃が夏山登山に最適な時期である。ただ天候が安定しているとは言っても、夏山の天候は変わりやすいので、登山前には気象情報をきちんと確認しておくことである。

また登山中に、今いる場所が晴れていても、雲行きが怪しくなってきたら、ただちに下山する。もし雷鳴が聞こえてきたら、その場所はすでに落雷の危険性があると思っても良い。山での雷のスピードは速いので、すぐに安全な場所に避難することであるが、開けている場所や、木の側(木から2m以内)は落雷に合いやすいので、近づかない。携帯型ラジオがあれば、AM電波に合わせておくと、雷が近づくとラジオ電波が乱れ、ザーという雑音に変わるので、前もって知ることができるのでおすすめである。