デポの意味 登山用語

デポ

デポとは、ザックなどの荷物を一時的に山小屋やテントに置いていくこと。あるいは長期の冬山登山を行う場合、雪が降らないうちに、食糧や装備を山小屋まで運んで置いておくことも、デポという。

最近は、テント泊を起点にして山頂へ往復する場合に、テント内に荷物を置いておくことも、デポと言う人もいる。山小屋にデポした場合は、どこに置いたか、など後でも分かりやすいよう、目印や名前を書いておくとよい。テントにデポする場合は、メインザック以外には、貴重品や食糧、山行に欠かせない装具などは、サブザックに入れて持ち歩くようにする。

また、無人のテントは風で飛ばされることもあるので、周囲に重しをしたり、固定ロープを張っておくなどする。食糧は、野生動物が食べ物のにおいにつられてやってきて、いない間にテント内を荒らされていたという話もあるので、食糧も持っていった方がいいだろう。残念なことに、テントから戻ってきたら、食糧が無くなっていた、テントが荒らされていたという話を聞くので、デポする場合は、なくなっても平気くらいな心構えでいたほうがいい。