冬季小屋
冬季小屋とは、冬の間も利用できる山小屋。避難小屋。初夏〜初秋まで営業している有人の山小屋では、晩秋(10月上旬〜半ば)には雪が降り始め登山客も少なくなるので、小屋じまいして、経営者やスタッフ全員下山してしまい無人になる。
冬期の間は登山者も少なくなり、山小屋が埋もれてしまうほどの積雪になることも多いためである。雪山登山の登山者のために、一部の山小屋では、本小屋あるいは古い小屋などを避難小屋として、無料または有料で開放しているところもあり、トイレも使用できる。無人なので、登山者はテント泊と同じような感じで、自分で食糧を持参して用意することになる。当然ながら暖房はない。
ほとんどの山小屋は稜線用の山頂近くの見晴らしのいい場所に建っていることが多く、初夏〜初秋以外は雪が多く、経営者やスタッフが生活していくのが大変になるため、小屋じまいしている。ただ、中腹にあるような山小屋は温泉も抱えており、雪景色の露天風呂を目的にくる客のために通年営業していることもある。