登高の意味 登山用語

登高(とうこう)

登高とは、高いところ、あるいは高山に登ること。登高10km、すばらしい山容に登高欲をかきたてられる、山頂への登高、などといった使われ方もする。登山を登高と置き換えているのである。

数々の山岳会(山岳クラブ)の名称の一部にも使われており、何が目的の会なのか分かりやすい。なお、登高器というものがあるが、こちらはロープを使って登るのを補助するための道具のことである。登高器はロープにセットして、上に登る時に使われる。クライミングではロープを使用するが、いわゆるフリークライミングは原則として自分の手足を使って登るスポーツなので、ロープは転落防止のために使われるので、登高器は使用しない。アルパインクライミングにおいては登頂が目的なので、岩壁や氷壁なども越えざるを得ない場合などに、滑落防止のためにロープを使用するので、登高器も取り付けられることもある。

ちなみに、山岳救助(山岳レスキュー)においては救助隊員の安全確保はもちろんのこと、救助が第一なので登高器は積極的に使われている。