等高線
等高線とは、地図の表現方法のひとつで、起伏を表わしているものを等高線という。地図の測量のために、東京湾の平均潮位が日本での水準の原点とされ、そこを起点に標高が測量されている。
等高線の見方は、まず等高線がひかれていない場所は、海抜0m(ゼロメートル)であると見なす。等高線が引かれている場所は起伏があり、等高線同士の間隔が狭い場所は急斜面、間隔が広い場所は緩やかな斜面である。そして頂上(山頂)付近になると等高線が円形状にひかれ、真ん中の円が頂上(山頂)を表わしている。地図も白黒とカラーがあり、彩色されているカラー地図は、グラデーションに書かれているので標高差がみやすくなる。
登山地図として使われているものは5万分の1地形図が多い。5万分の1地形図は等高線が20m間隔でひかれており、2万5千分の1地形図は10m間隔でひかれている。5万分の1地形図は全体を把握しやすく、2万5千分の1地形図のほうがより地形などの詳細を把握しやすくなる。