実際の透湿性を確かめる試験を透湿性試験といい、試験機関などさまざまな場所で試験されている。透湿性試験には、繊維の場合は「JIS L 1099繊維製品の透湿度試験方法」というJIS規格で定められた試験方法が適用される。この試験には二種類の試験方法があり、それぞれA法、B法とされている。A法は実際の着用環境に近い状態で透湿度を確かめるもの、B法は生地の最大透湿度を測定するものである。A法には「A-1法(塩化カルシウム法)」「A-2法(ウォーター法)」が、B法には「B-1法(酢酸カリウム法)」「B-2法(酢酸カリウム法の別法)」がある。