日本山岳会
日本山岳会とは、1905年10月14日、小島鳥水ら7名によって設立された日本で最初の山岳会であり、現在の正式名称は「公益社団法人日本山岳会」。イギリス人宣教師のウォルター・ウエストンのアドバイスによって設立された。(ウォルター・ウエストンは日本のアルプスや山岳を世界で初めて紹介した人物である。)
日本山岳会はこれまで100年にわたり、著名人やそれぞれの分野のエキスパートが在籍している。日本山岳会の運営は、会員個人の会費と年会費によってまかなわれている。日本山岳会は山登りをベースに、岩登り、沢登り、山岳スキー、山岳写真やスケッチ、高山植物観察、地質・地理研究など、山を愛する人が集まっている。個人所属の山岳会として日本最大規模であり、全国32支部約5200人の会員が所属している。
日本山岳会の中には支部とは別に同好会があり、写真を楽しむ仲間だったり、スキーを楽しむ仲間だったりと、それぞれが好きなスタイルで活動している。最近では、メディアの影響で山ガール、山ボーイと呼ばれる山に登る人が増えてきて、事故や環境問題を引き起こしていることから、2012年にYOUTH CLUBを立ち上げている。このグループは39歳以下の人たちを対象にしており、次世代のリーダーや登山者を育てる試みを始めている。なお、日本山岳会は個人組織なので、以下のように傘下に入っている。日本体育協会−日本山岳協会−東京都山岳連盟−日本山岳会。