日本三百名山
日本三百名山とは、1978年に日本山岳会によって選定された日本の三百の山のこと。1964年に深田久弥が選定した日本百名山に二百山を追加したものである。
選定にあたっては「知名度」「広くて立派な山として知られている」を基準にしていると言われる。これは深田久弥が選定した『日本百名山』の「山の品格」「山の歴史」「個性」「標高1,500m以上」という基準を参考にしたと言われている。日本山岳会が発行していた『山日記』で昭和52年(1977年)に「日本三百名山案」として発表され、日本山岳会員によって選定され、昭和53年(1978年)に三百山を確定している。なお、北海道は国土の2割を占める面積を占めているが、選定されているのは26山と、割合からすると少ない。
これは、深田久弥の選定基準のひとつに「歴史」が含まれているおり、北海道は明治時代になってから開拓されているので、信仰登山の歴史が短いため、と言われてる。北海道は緯度が高いため森林限界が低く、標高が低くても高山植物が楽しめるのである。