ハイキングの意味 登山用語

ハイキング

ハイキングとは、ハードな行動を伴い登頂を目的とする登山に対して、ハイキングとは気軽に自然を楽しむことを目的としたもので、軽装・軽装備で標高の高くない山の中、山腹を歩くものである。健康維持目的のウォーキングともいえる。

ハイキングを楽しむ人々をハイカーと呼ぶ。ハイキング用のコースが整備されており、登山道のような険しさやアップダウンはないものの、自然道を歩くので、足を保護し、長時間歩いても疲れない、ハイキング用靴もアウトドアメーカー各社から出ている。ハイキングが始まった背景には、欧米諸国で産業革命による工業化が進んだ結果、工業化によって文明は飛躍的に発展し、新しい工業技術が生み出され、生活はどんどん便利になる一方、第一回万国博覧会の開催時期と前後して、自然への回帰運動が起こっている。この頃にドイツでワンダーフォーゲル運動もはじまっている。

なお、日本ではハイキングとトレッキングが混同されているが、アメリカでハイキングというと縦走のような意味合いになる。