幕営地(ばくえいち)
幕営地とは、テントを張って宿泊する場所のことでテント場(略してテン場)のことである。登山中における宿泊地を指し、大抵の幕営地は山小屋の近くに設置されていることが多く、山小屋に使用料(300円〜)を支払て、持参のテントを設営して、テントの中でご飯を作ったりぢして、翌日の登山に備えて体を休めたりする。
山小屋の近くであれば、山小屋に設置されているトイレを使用させてもらうこともできる。基本として、屋外でキャンプする場合、国立公園内では、指定のキャンプ地の敷地外でのテントの設営は禁止されている。国立公園外でも、トイレなどのことを考えると原則として指定キャンプ地を使用するのが望ましいとされている。山小屋泊の場合、布団の数に限りがあることから、混雑時はひとつの布団を2〜3人で使用することもあり、翌日の早立ちの登山者に起こされる、いびきで寝られない、気がやすまらない、などの理由でテントを持参する人が多い。
テントも年々軽量で耐久性のあるもの、素材・機能性が良いものが年々出ており、テントを持参しやすい状況になっているとも言える。だが、せっかくの登山、大自然の中で寝るという醍醐味を味わうこともできる。天気が良い日は星空を眺めることもでき、夏は都会では見られない、天の川が見られたりする。ただし、自然に負荷をかけないことが第一である。