パネルローディングの意味 登山用語

パネルローディング

パネルローティングとは、パネルを開けて荷物を出し入れするタイプで容量が小さめのザックに採用されることが多い。パネルとはファスナーを開けると下にダランと下がったようになる前面部分のことで、ローディングは荷物を詰める、という意味である。

ザックが大きく開くので荷物の出し入れが楽だが、その半面荷物がぐちゃぐちゃになりやすく、荷物の比重を考えたバランスがとりにくい。また悪天候時に荷物を開閉すると、中身が濡れやすくなるという欠点がある。容量が小さめのザックに採用されることが多い、というのはそういう理由からである。日帰り登山などであればこのパネルローディングタイプのザックで十分対応できる。

一方、縦走スタイルの登山は宿泊を伴うことが多くテントや食料など荷物が多くなり、また高度難所が多くなることから、バランスを保てるザックが要求されトップローディングタイプのザックが多くなる。トップローディングとは文字通り、上部から荷物を出し入れするタイプでありパッキング術が必要になるが、悪天候時でも中身が濡れないような構造になっている。