パンプの意味 登山用語

パンプ

パンプとは、pumped out(疲れきる)を略してパンプと呼んだもので、クライミング用語である。フリークライミングなどで、筋肉を酷使することで、パンパンになった状態をいい、腕に多い。特にクライミング初心者はまだ体の動かし方等、余分な力が入っていることもあり、クライミング後はお箸も持てないくらい、力が入らなくなることもある。

クライミング中は腕が心臓より上の位置に上げっぱなしなので、時々腕を下にさげて力を抜いてダランとさせるのもいいと言われる。パンプ状態になるのは筋肉に乳酸がたまるからと一般的によく言われているが、まだ詳しいメカニズムが分かっていないのが実情である。パンプ状態になった場合、アイシングが最も効果的とされている。冷やすことで血管を収縮させ、冷やし終わった後に血管が膨張して血流がよくなることで、腕の疲れから回復させることができるとされている。パンプからの回復方法は人それぞれなので、経験者などに確認するといい。